子供のいない人生だから、できること

『子供のいない人生を歩むことにしました』2nd! ひと山越えて、これからも夫婦ふたりで歩いていく。身のまわりの小さなことから、幸せを発見する日々の記録。

毎日を、もっとゆっくりと

 

こんにちは
いつもご覧いただき
ありがとうございます。

今日は、
『イギリスのEU離脱』が
国民投票で決定したということで、

午後からは、
それに関連する
ニュース速報が
ばんばん流れていた。

『平和ボケ』で、
かなり『無知』な
わたしにとっては、

『コトの重大さ』というのが、
いまいちピンと来なくて、

『これはタイヘンなことになりましたよ!』
と聞いて

おお~
そうなのかー
コレは
歴史が変わる瞬間なのかー
覚えておくべし。

とか思ったりして。

『なんだか鳥肌が立っちゃった』
とか言ってるヒトの隣で、

えっ!
そんなに
スゴイレベルなのかと。

鳥肌の立つ
気配すら
まったくナイ自分が

なんだろー

やっぱ、
この無知さ加減は
はずかしいわー

わたしは
『おつむてんてん離脱』を
はかることといたしましょう

とか、
ひとりごと
ぶつぶつ。

さて、
そんなわたしがイギリスと聞いて
イメージするのは、
NHK『猫のしっぽ カエルの手』で有名な
京都・大原で暮らしている
『ベニシア・スタンリー・スミス』さんなのです。

DSC038311950年生まれのベニシアさん。 のんびり楽しそう。この素朴さに惹かれるのだー。

 

じつは先日、
『ベニシアさんの講演会』がありまして、

おだやかなマダムや
お上品なおばあちゃまがたが
列をなすなか、

ダンナとふたりで
参加してきました。

ベニシアさんは
開口一番、

わたしたちはみな、それぞれ、
いろいろな問題を抱えて生きていますよね

わたしも
たくさんの問題を抱えて生きています

『問題』は
降りかかっては消えていく。

でも
それが人生のすべてではありません。

人生とは
『今生きているこの瞬間』のことです。

小鳥のさえずりに耳を傾け、
雨の湿った香りをかぎ、
風を感じて
微笑んでみてください。

そうしたら、
ほら
元気になるでしょうと。

わたしは、
しょっぱなから、
なんだか知らないけれど、
『涙ホロリ』

なんだか
ボロボロ
泣けてきたのでした。

ベニシアさんは、
イギリスの
貴族の宮殿に生まれた
元お嬢様で、

若い頃、
インドを経由して、
日本にやってきたそうなのですが、

お母様が
離婚、再婚を繰り返す
家庭環境だったり、

ベニシアさんの産んだ
お子さんに
『発達性の障がい』があって、

そのコが
シングルで
子供を産んでしまったりと、

なんだか、
結構重い『問題』を抱えて
生きてきたんだなぁと。

でもステージで、
やさしく
素朴に、
ほがらかに笑って語る
ベニシアさんのその姿からは、

そんなご苦労が
あったようには
見えなかったのでした。

なんだろうか

だから、
このヒト
スゴイなぁと
泣けてきたのかなぁ。

いろんな人生がある。

みんな
実は
いろんな問題を抱えて生きている。

でもその問題を
『表に出して
ハッキリ表現するヒト』っていうのは、

わたしのまわりには、
あまりいない。

だから、
みんな『問題なく』
幸せに生きているように
見える

まるで、
問題を抱えて生きているのは
『自分だけ』なんじゃないかと。

とまあ
そーいうことを
考えていると

もう
やってらんなくなるので、

『毎日を
もっとゆっくりと
生きたらいいんだよ』と。

目の前の自然を見ながら、
自分の生きてる
この瞬間を
じっくりと見つめましょうと。

そーか
なるほどー。

わたしも
振り返ってみると
なんだかイロイロ。

『時間に追われて過ごす毎日』だとか、
『つかれる人間関係』だとか、

『実家の両親のやっかいな問題』だとか、

そーだなー

このあたりで、
もう
徹底的に
『ゆっくりと』過ごしてみるかー。

だって
42歳だしねー

いいんですよ
そろそろ。

あれもこれもしなくちゃとか、
そんなに
がんばって

ムリしなくても。

さあ
ゆっくりと
自分のために
生きてまいりましょう。

ではまた!
本日もお越しいただき
ありがとうございました。

明日も
おだやかな一日でありますように。

 - ふたり暮らしの日常, わたしの本棚

週刊ニューズウィーク日本版 「特集:英国はどこへ行く?」〈2016年6/28号〉 [雑誌]
by カエレバ