子供のいない人生だから、できること

『子供のいない人生を歩むことにしました』2nd! ひと山越えて、これからも夫婦ふたりで歩いていく。身のまわりの小さなことから、幸せを発見する日々の記録。

川島なお美さんの死に思うこと。

 

こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

川島なお美さんが亡くなった。

ほんの少し前、
細くなったからだで、
キレイなドレスをまとい、

旦那さんと一緒に並んで
微笑んでいるその姿を、
ネットのニュースで拝見したばかりだった。

通院している病院にまで
追いかけて来て、

『お墓は?遺書は準備したんですか?』
なんて、マスコミから
ワーワー質問されていたとのこと。

川島さんは、
胆管ガンが判明した2013年の7月に
実は『余命1年』を宣告されていたそうです。

わたしは思う。

川島さんは、
人生をかけて、
『女優』を貫いたんだなぁと。

体調のことは、
自分自身が一番よくわかっている。

『自分はもうじき死ぬのかな』
ということが、
頭の中にある時に、

『お墓は決めたんですか?』
『遺書は?』
とか、
ワーワー他人に言われて、
囲まれて、つきまとわれたら、

いったいどれほどの気持ちになるだろうか。
胸の張り裂けるような気持ちに
なるだろうか。

そういえば、
こういうのは、
『子供のいないわたし』に、

『子供はまだなの?』とか、
『子供の作り方知らないの?』とか、
『ダンナさんとうまくいっていないんじゃないの?』
『ちゃんと、仲良くしてる?』

と、笑って問いかけてきた、
あの瞬間に似ている。

わたしは、
『自分自身の命を取られる』ほどではなかったけれど、

わたし自身の
『女性性』という命は失われたのだ、
という気持ちで過ごしていた。

『わたしは女性として価値がない』
『女ではない』
という気持ちで日々を過ごしていた。

だから、
『傷口に泥を塗りこめられている』気持ちになった。

痛かった。

だから、わたしは、
川島さんのことを
スゴイと思った。

わたしには、
『笑ってかわす』とか、
やっぱり、なかなかできなかった。

やっと、かわせても、
家に帰ってから、目が腫れるほど泣いたり、
数日間、数週間、数か月間、
立ち直れないこともいっぱいあった。

だから、
ヒトの『痛い気持ちに寄り添えない』
というのは、

ちょっと、かなり
アレだなと思う。

まあ、
マスコミの場合は、
そういうのは『ヨコへ置いておいて』
突撃取材するんだろうけれど。

いちいち、
寄り添っていたら、
『いい仕事ができないだろ』って
ことなんだろうけれど。

さて、
今日は土曜日。

土曜日の朝だ。

命のあるわたしは、
だけど『女性性』を失った感が
まだ少し残っていて、

これはもう、
『オジサン化』したオバサンになるしかないのか!?
なんて、
思いつめたこともあったけれど、

まずは、からだを整えて
元気な、新しい自分に出会いたいと思う。

そして、
『生殖という女性性』は失ったけれど、

わたしは今、こういうふうに、
『女性として、美しく元気に生きていますよ』

と胸を張って言える人間に
なれればいいなと考えている。

『美しく、元気に』かー
壮大なテーマだなぁ。

お化粧は、
どーしても、毛穴にフタをしている感があり、
41歳まで、好きになれなかったので、
美魔女を目指すようなことはいたしません。

まあ、
自然に。

自然にってことかな。

人間として、
女性としての『美しさ』って何かな。

『母親になる』以外で、
『美しいこと』って、何かな?

と、
そんなことを考えるのでした。

ではまた!
美しい休日をお過ごしください(^^)/

 

今日、気づいたこと

ひとの気持ちに寄り添える人間になりたいな。

そして、いくつになっても、
自分の中で
『女の子の気持ち』を大切にしてあげたい。

好きな服を着たり、
美しいものを観たり、聞いたり
ステキな香りをかいだり、

行きたいところや、
好きな場所へ行ったり。

『わたしはこれが好き』
そんな『好きなこと』に囲まれた人生を送りたい。

そして、
自分を大切にしよう。

自分を信じて、
気持ちを強く持って生きていこう。

川島なお美さんに、
ヒントを教えてもらった気がします。

ありがとう。

川島なお美オフィシャルブログ 『なおはん』のほっこり日和

 - これからの自分の人生を考える